1640153 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

技巧 ~測って作る 指づかい~

 

技巧

~測って作る 指づかい~
(若きピアニストへ より)

 



テクニックの進歩と、音楽的な進歩は、
同じ歩調ですすむべきものです。

偉大な画家も、

俳優も、

医者や科学者も・・・・

そして作曲家も、

まず。「どのようにして」を知らなければなりません。

ピアノも、これと同じところから発しています。

 

警察が 良く知るとおり、人間の手には ひとつとして同じものがありません。

 

ピアノを習いだした初めの段階では、

生徒がいちばん弾きやすい指使いに 

十分配慮しなければなりません。



ただし、その指づかいで、いちばん美しい音がでるという
条件でですが。

 

私の(筆者)経験では、
生徒は、自分の楽譜に印刷されている指使いを
カンタンに受け入れてしまいがちです。
(;´Д`)

そんなとき、たとえば、ある生徒に、
「あなたは、ハロルド・クラクストンの手のことを、どれほど良く知っているの?」
きいてみます。

「彼は、
ながく 細い手をしていた?」
「ぽっちゃりした手だった?」

生徒たちは、ポカンとしています。


すると、私はこたえます。

「この指使いはハロルド・クラクストンがつけたもので、
 明らかに彼は あなたたちとは違った手をしていたんですよ」

と、言うのです。

 

 生徒の指使いは「測られる」べき ものなのです。

 

 先生の協力で作り出されるものなのです。

 

手や指の大きさや形が どんなに違っているかをわからせるために、
先生は、紙の上か 楽譜の表紙の裏に、
自分と生徒自身の手を 鉛筆でなぞって、くらべてみるとよいと思います。

 

 

 

 




ピアノのお勉強ページ・音楽関連のお店を
一気に ご覧になりたい方は

ぴあの専科。
へ GO~!!
( ・∀・)♪



© Rakuten Group, Inc.